バックドラフト(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

 2001年のオープン当初から続くアトラクションの1つで、「映画製作の裏側」を紹介するというユニバーサル・スタジオのベースとなったコンセプトが今も残っている唯一のアトラクション。かつてはハリウッドにも存在したが、現在は日本だけ。かなり希少な存在になっている。残念ながら、アトラクションとしての人気は下火なので、いつ無くなってもおかしくない状態。今のうちに、出来るだけ体験しておいた方が良いと思う。

 理由は2つある。1つ目は常に立ちっぱなしなこと。2つのプレショーだけでなく、本編も立ち見のみ。約15分間、立ちっぱなしなのはただでさえパーク内を歩きっぱなしで疲れているのに、辛い。2つ目はリピート性が低いこと。何度も見ていると、プレショーの映像がずっと一緒なので(今はおじいちゃんになっている監督のロン・ハワードが若い!)興味が薄い人は飽きてくるだろう。「3つ目の部屋だけで良い」と度々言われてしまうのも、しょうがないのかもしれない。僕もあまりにも見過ぎていて、映像のセリフを全て暗記してしまっている程だ。

 「バックドラフト」は映画のメイキング映像を見ながら、監督や俳優たちに解説してもらうことができるし、本物の炎を使った特殊効果を生身で体験することもできる。ユニバーサル・スタジオのスピリットを今でも感じることができる、他には絶対にない唯一無二のアトラクションだ。特に一番左側の列に進むと、全ての部屋を1番前で楽しめるのでオススメだ。最後の工場火災のシーンの迫力は本当に凄い。法律が厳しい日本で、これが実現している奇跡を目にした方が良い。

 「バックドラフト」の映画自体もUSJ内で扱われている映画としては知名度がかなり低い方だが、本当に傑作なので、ぜひ併せて見て欲しい。


B+


炎の中に消防士が立つロゴがカッコいい
待ち時間はいつも少なめ
次のツアーの案内時間が表記されていることも多い
エントランス付近は少しだけ消防署を模している
奥の待ち列は簡素でスタジオの雰囲気
3列に分かれツアーは進む
一番前で見たいなら、1番右側の列だ

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