スヌーピー・サウンド・ステージ・アドベンチャー内/泉陽興業
USJのオープン当初から存在する子ども向けコースター。ユニバーサル・ワンダーランドのスヌーピー・スタジオにあるスヌーピー・サウンド・ステージ・アドベンチャー内にある(長い!)。スタジオ内には、子ども達が触って遊べる仕掛けやプレイグラウンドがあるが、大きなアトラクションはこのコースターだけ。決して大きなコースターではないが、全スペースの7割ぐらいを占めている。
木製のカートを模したカラフルな車両は2人乗りの8両編成。この車両がとてつもなく狭く、大人2人だとかなりキツイ。安全バーは腰だけだが、安全バーの左側は子ども向けに極太仕様のクッションが付いているので、さらにキツくなっている。あまりの密着度から、大阪では初デートのカップルが必ず乗るべきアトラクションとして巷で推奨されている(笑)。一方、オッサン2人で乗ったら地獄を見る。それはそれで楽しいのだけど。
乗り場を出発して、右に折れると、タイヤ式の巻き上げをスルスルと上っていく。手が天井まで着きそうなほどの高さだ。ファーストドロップは左に旋回するように。緩やかに見えるが、後方に乗ると、強い引き込まれ感がある。そのまま、巻き上げの下をくぐるように真っ直ぐ下りながら進み、看板を突き破るような演出がある。ここで出る音が大きすぎて、下にある待ち列にいると、毎回、かなりビックリさせられる。子ども向けのはずなのに、どう考えてもおかしい設定だが、オープンから20年近く変更されることはなく爆音のままだ。看板を突き破りながら、小さく右に旋回し、スタジオの1番奥で、小さなキャメルバック、すぐに右に曲がり、今までのコースをくぐりながら、前方に戻ってきて、極小の水平ループへと入る。水平ループではスヌーピーとウッドストックが乗ったカメラクレーンが中心を回る。最後は、小屋に突っ込み、ブレーキ。先ほどの看板ほどではないが、ここも爆音が流れる。なかなかのスピードを残したまま乗り場に戻ってきて、急ブレーキ。一気に安全バーが跳ね上がって終了となる。
スヌーピーのグレート・レースは泉陽興業製コースターの最高傑作だ、と冗談で言われたりもしているが、あながち間違いではない。浮きあり、ニアミスもあり、振り回される激しさもあり、テンポの良い展開で楽しい。子ども向けとはいえ、決してヌルいコースターではなく、程よい激しさも兼ね備えており、狭いスペースで出来ることを最大限に発揮している良作だと思う。
B+
※マトモな写真がなかったので、次回インパした時に撮影して、また更新します
0コメント