ミステリーハウス(八木山ベニーランド)

八木山ベニーランド

 フリーパスは使えずに、別料金の300円が必要だが、それをケチって見逃すには勿体無いぐらいよくできたお化け屋敷だ。2017年3月に一部リニューアルオープン(情報が少なすぎてどの程度のリニューアルなのかは不明)しただけあって、放置されがちな地方のお化け屋敷とは違って、内部もしっかりしている。お化け屋敷だけに限らず、八木山ベニーランドの常に更新して鮮度を保ち続けようとする努力は素晴らしいと思う。スタッフも親切な人が多いので、詳しく話を聞きたかったのだが、入り口にいたのが、どう見ても近所の女子高生という感じのスタッフだった。ただでさえ、ふてくされていたし、思い込みかもしれないが、1人でお化け屋敷に来る男を見た瞬間に、軽蔑の目で睨みつけてきたので、お化け屋敷よりも怖くて聞けなかった。

 看板にあるように、悪魔と魔女が中心となる構成で、ここまでのゴシックホラーは珍しい。途中、背の低いドアをくぐって、中に入ると、目の前に3つの扉が並んでいる部屋がある。ちょっとした演出があり、それをボヤッと見ていると、そのまま真っ暗に。本当に何も見えなくなってしまった。ドアがどこにあるのかもわからず、手探りで進むも、全く出口がわからない。焦りながら当てずっぽうで進むと1つの扉が開いた。その先に、部屋を取り囲むように通路があるのだが、またしてもどこに行けば良いのかわからない。次のお客さんが来るまでここで待たないと行けないのか、それとも大声でさっきのふてくされスタッフを呼ぶか、とまで思った時、壁の隅に隙間を発見。隠し扉があって先に進めた。こういう無理ゲーは嫌いじゃない。

 終盤は洞窟のようになっている。この洞窟のクオリティがかなり高い。平日だと1日に10人とか、それぐらいの人しか通らないだろうけど、豪華すぎる。もっと沢山の人が行くべきだ。作り込みがディズニー並といえば、言い過ぎか。お化け屋敷の感想として頭オカシイと言われても仕方ないが、自分だけがこの空間を知っているという優越感すら感じるほどだった。

 ニヤニヤしながら出て来ると、また先ほどのスタッフに睨まれた。さすがに、しょうがないかもしれない。


A


悪魔と魔女 ミステリーハウス
看板も雰囲気が良くでている
巨大な魔女の像
素敵
入り口の案内板
雰囲気抜群の造形
洞窟のエリア。素晴らしい
仕掛けのクオリティも高い
最後には巨大な魔女が登場する


絶叫番長

全国の遊園地やテーマパークを訪れ、ジェットコースターをはじめ、アトラクションのレビューをしています

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