八木山ベニーランド

　スカイジェットのコースは八木山ベニーランドのゲート入ってすぐのエリア、メリーゴーランドなどの定番の回転系アトラクションが集まっているエリアをぐるりと囲むように設置されている。なので、他のアトラクションに乗っていると、コース自体はよく目に入ってきたのだが、いつまで経っても車両を見ない。もしかしたら、運休なのかと思ってしまうほど。乗り場の位置もよくわからないし、後回しにしていた。

　入り口はゲームコーナーが並んでいるアーケードにある階段を上ったところにある。その階段を見つけた時には「ここかい！」と思わずツッコミの声を上げてしまった。そこに掲げられた案内の看板といい、乗り場の雰囲気といい、昭和レトロ感がとても良い。そして、ついにご対面したスカイジェットの車両も、レトロフューチャーな雰囲気がたまらなかった。座席にかけられたダサいカバーももはや良く見えてくる。実際に乗り込むと、レール付きのゴーカートという趣。この見た目で、電気的な動力ではなく、普通にガソリンエンジンなので（走行中も音がイカつい）、スタッフの人がエンジンを駆けた瞬間は少しビックリしてしまった。ハンドルはついているが飾りで（助手席にもついている子供目線仕様）、アクセルとブレーキでコントロールするのみ。僕が乗った時、他に車両は皆無で、いくらでも止まったりし放題なので、自由なペースで走れて楽しかったが、おそらく衝突センサー的なものは付いていないので、車両が多いと少し気を遣いそうだ。

　上記の通り、コースはアトラクションが集まっているエリアをぐるっと一周する。パークのゲートを越え、パラトルーパーやバルーンレースを下に見ながら、進む。その後は右手にジェットコースターやコークスクリューが見えてくるという充実ぶり。高さもあるし、コースも起伏があり、ワクワクした。スカイジェットは、ぜひ乗って欲しいオススメのアトラクションだ。

A

ゲームコーナーが並ぶアーケード

さりげなくある階段と案内の看板

かつては大人気だったことがうかがえる充実のキューライン

カッコいい車両

スタートしてすぐの上り勾配
一般車道と並走する

パークの入口ゲート上を通過

アトラクションエリアを見下ろす

後半はジェットコースターとコークスクリューが間近に

整備場の横を通りフィニッシュ
この微妙なS字挙動もたまらない