スピンターンコースター(那須ハイランドパーク)

長さ573m/高さ21.3m/最高速度47km/h/明昌

 明昌製のスピニングコースターで、和歌山のポルトヨーロッパにあった「ぐるぐるコースター」と同機種。2人乗りの小さな丸い車両がなんと10両編成。それぞれがカラフルで可愛らしい車のようなデザインになっており、それらが10連している様子はかなり独特で、インパクトが強い。安全装置はシートベルトともちろん、肩ハーネス(絶対にいらない)。ビッグバーンコースターやキャメルコースターに比べると、軽量化された肩ハーネスだが、車両の狭さと相まって、窮屈さは尋常じゃない。

 2004年にオープンと、コースタープラザにあるコースターの中では後発なこともあって、ビッグバーンコースターとサンダーコースター(クローズ済みだがコースは残っている)のコースの隙間を縫うように走っていく。かなりカスタマイズされた癖の強いレイアウトになっている。

 駅舎から出発し、真っ直ぐに巻き上げを上りきると、高さ約21m。この手のコースターの中では高い方だ。なかなかの高度感があり、子供には少し怖いかもしれない。巻き上げを終えると、少し下がって、右に大きく旋回する。180度、曲がったところで、次は左に大きく、水平ループ。この間、ずっと一定の高さをキープしながら、ひたすら回転をし続ける。コースはなだらかだが、回転は意外と激しいので、コーヒーカップ系の乗り物が苦手な人は、絶対に避けた方が良い。お気づきかもしれないが、このコースターにファーストドロップらしいファーストドロップはない。

 この後、かろうじて小さなドロップがある。とはいえ、落差5mぐらいか。スピードを少し増しながら、ビッグバーンコースターの上を越えて、水平ループのような動きで、左に折り返して戻ってきて、ビッグバーンコースターのループの真ん中を通っていく。同じコースターではなく、別のコースターがループの中をくぐるのは珍しい。ループを抜けると、大きく右に水平ループ。そして、ブレーキとなる。ブレーキの後に、またちょっとしたドロップがあり、次はサンダーコースターのコークスクリューをくぐっていく。左に旋回して駅舎に戻っていくのだが、ここでの回転がまた激しい。スピードも落ちており、コースターとしてはほとんど終わっているのに、ひたすら回転だけさせられるのは、ちょっと辛いものがある。全体として、ジェットコースターというより、コーヒーカップタイプのモノレールと言った方が正しいかもしれない。


B


影が薄い感じがする駅舎
乗り場が高い位置にある
キャメルコースター とは違い
良い意味でカラフルな車両
車を模した可愛い車両
後ろ向きで止まっているので、実は先頭車両
巻き上げの様子
両脇にキャットウォークがある
ファーストドロップならぬファースト水平ループ
高いところをずっと走っていくので高度感がある
ビッグバーンコースターを越えていく時に一番大きなドロップがある
残念ながらドロップ感のある写真は撮っていなかった(汗)
さらに左に旋回して、ループをくぐっていく
また大きく右に水平ループ
本当にドロップがないレイアウト
一旦ブレーキをしてコークスクリューをくぐって駅舎に戻る
個人的には、稼働していないコースターが
そのままになっているのは、あまり好きじゃない

絶叫番長

全国の遊園地やテーマパークを訪れ、ジェットコースターをはじめ、アトラクションのレビューをしています

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