USJ開業以来初の新アトラクションで、「ユニバーサル・スタジオ・モーション・ピクチャー・マジック」のシアターをシネマ4Dとして改良して、2003年4月にオープンした。それ以来、イベントが開催されていない期間、14時ごろまでが「セサミストリート」、15時以降が「シュレック」と交代でレギュラー上映されている。スクリーンから映像が飛び出す3Dに加えて、座席の振動や水、風、匂いなどを同時に体感できるから4D。現在に至るまで、様々な4D作品がUSJで作られてきたが、その全ての先駆けとなったアトラクションだ。シネマ4Dの待ち列はかなり簡素で、少しでも待つのは辛いので、入場が始まるタイミングを狙っていくと良い。基本的に定員割れしているので、ギリギリでも問題ない。個人的には、本編のシアターで前の方に座った方が見やすいように思う。プレショーの部屋では右側に行くと、そのまま前方に行けるので、オススメしたい。
僕は子どもの頃、セサミストリートのキャラクターが苦手で、怖いとさえ思っていた。その克服のきっかけとなったのが、このアトラクションで、エルモの可愛さを知ったことだった。正直、エルモ以外のキャラクターで、いまだに可愛いとは思えないキャラクターもいるが、セサミストリートに親しみを持つきっかけとなったのは間違いない。
プレショーはあまり面白くないので(というか、取り上げられているキャラが可愛くない)、少し長く感じてしまう。だが、本編は大好きだし、今でも定期的に見たくなる面白さだ。4D効果の見本市のような内容だが、セサミストリートの持つメッセージが伝わってくるし、明るく楽しげなので、見ていて気分が良い。とんでもない傑作などではないが、フィールグッドムービーなのだ。
めちゃくちゃマニアックな話だが、僕が一番好きなのは、テリーがニワトリとチューバを使ってスタントチキンという謎の曲芸を披露するシーン。金色のカーテンの質感とそれが開いた時の奥行き、そして、ニワトリが飛び出してきた時の座席の揺れ方。全てが絶妙で、4Dの真髄を味わえるシーンだと思う。
B+
1日の前半はセサミストリートを上映
あまり知られていないが、シネマ4D入り口にある
チケットブースの中には細かな作り込みがある
キューラインは簡素なので、長時間並ぶのは辛い
プレショーの部屋
本編の後、ショップへ続く通路に
ちょっとしたセットがある
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