ワニワニコースターと並んで北海道グリーンランドが誇る変わり種コースター。高橋機械産業という地元、北海道の会社が手がけたようだ。トロッココースターはこの会社がオリジナルで作った唯一のコースターのようだ。
車両はこれぞトロッコという真四角なデザイン。2×2の4人乗りが3両編成。ただ、大人だと横に2人並んで座るのは厳しいと思う。安全装置はシートベルトだけ。車両の乗り口に小さなチェーンが付いていて、出発前にスタッフのおっちゃんが閉めてくれる。なんだか、懐かしい感じがする。
乗り場を出発すると、ゆっくりと左へ折り返し、巻き上げとなる。この巻き上げが珍しい。なんとベルトコンベアになっているのだ。このトロッココースターにも併設されているが、まるで急流すべりのような巻き上げだ。そして、ビックリするぐらい遅い。高さは10mもないぐらいだと思うが、乗車時間の半分以上はこの巻き上げ時間だ。
最頂部に着くと、併設されている急流すべりの巻き上げをくぐり、右に曲がる。ファーストドロップは巻き上げの半分ぐらいの高さ。グイッと大きな窪みを進む。続いて、マッドマウスのようなカント角のないカーブを右に曲がり、2つ目のドロップ。先ほどより少し小さな窪みをグイっと進む。そして、ブレーキ。このブレーキも珍しい。なんと、またベルトコンベアになっているのだ。ゴムをこすった時のキュキュキュという音が響く。摩擦の力だけで減速しているので、スピードの割には驚くほどほど激しく、優しさのないブレーキだ。ここまで来ると、ほぼ終了。スピードがほとんど無くなり、左にゆっくりと曲がってから下っていき、最後に少し上って、乗り場へ戻る。乗り場でもまたベルトコンベアでキュキュキュと急ブレーキして終了となる。
走行距離も短く、小さなドロップが2ヶ所あるだけで、子供向けにしても小規模なコースターだが、まるで裏庭に手作りされたコースターかのような雰囲気があって、面白い。コースターマニアであれば、話のネタに1度は乗っておくべき、変わり種だと思う。
B−
シンプルなトロッコ車両
3両編成だが、規模の割には長く感じる
ベルトコンベアの巻き上げ
急流すべりから撮ったファーストドロップ
ワイルドマウスのようなヘアピンカーブ
2つ目の小さなドロップ
ブレーキまでもがベルトコンベアなのは驚き
ゆっくりと下って、乗り場へ戻る
0コメント