長さ480m/高さ23m/最高速度50km/h/豊永産業
2000年7月にオープンした「バードメン」は、2人乗りの小さな車両に腹ばいで乗り込む、国産初のフライングコースターだった。しかし、オープンから1年足らずの2001年5月に、急停車による衝撃で、2人の学生が腰の骨を折り、重症となる事故が発生。当然のことながら、営業終了となった。しかし、そのまま撤去にはならず、2003年に、車両を腹ばいのフライング式から、スイングするゴンドラ内に座る形にリニューアルし、「とっとこハム太郎 フワフワお空の大冒険」としてオープン。コースはそのままだが、子ども向けコースターに変更となった。その後、2017年にテーマをハム太郎からリサとガスパールに変更して(コース等に変更はなし)、現在の形となった。
2人乗りの車両は、その座り方がかなり独特。まず、1人が座り、その足の間に挟まるようにしてもう1人が座る。どう考えても、親子で乗り込む仕様になっているので、大人2人では狭すぎる。カップルだったら、密着できて楽しいかもしれないが、男2人で乗り込んでしまった暁には、最悪の一言だ。回転率は落としてしまうが、それでも別の車両に乗った方が良いだろう。
乗り場を出て右に曲がると、巻き上げ。高さ23mと規模の割には高め。だが、大きなドロップはなく、コースのほとんどが高い所を滑空しているような動きなので、実際の高低差は10mぐらいしかないと思う。
巻き上げを終えると、左右にS字カーブを進む。左右にしっかりとスウイング。高さもあるし、コースが上にあるので、そのまま落ちてしまわないかと、結構な不安感がある。その後、スカイサイクルがある森の上を越えていきながら、小さなキャメルバック。ここもスピードが出て楽しい。
だが、楽しいのはここまで。せっかくスピードが出たのに、すぐにブレーキゾーンがある。しかも、かなりの急ブレーキ。体が前のめりになってしまうぐらい強い。その後、レッドタワーの周りを小さく旋回するが、スピードがないので、ほとんどスイングしない。そのまま、クール・ジャッパーンの池の上をかすめるように大きく右に旋回していく。ここでスピードが出てくるが、またすぐにブレーキゾーンがある。また、強い衝撃を受けるほどのブレーキ。ここまで来ると、ほぼ終了と言っても良い。その後、左に旋回し、最後に少しだけ上がって、最後のブレーキとなるが、ほとんど蛇足と言っても良いレベルだ。そして、最後のブレーキも強い。ほぼ0スピードになるので、腹に安全バーが食い込むぐらいなので、危ない。
楽しくなってきた頃に、強いブレーキ。その繰り返しだ。子ども向けのコースターにしては優しくない仕様だし、色々と、もったいない。
B−
カラフルだが、よく見ると、倉庫感が強い駅舎
リサとガスパールが雲に乗っている可愛い車両
だが、狭すぎるし、視界も良くない
乗り場は一段高くなっている
2人ずつなので、回転率はかなり悪い
規模の割には高さがある巻き上げ
巻き上げ後にドロップはなく、S字カーブ
全体的に高い所を進む
S字カーブではしっかりスイングする
レッドタワーを囲むように小さく旋回
クールジャッパーンの池をかすめるように進む
タイミングが悪いと水がかかるようだ
最後のブレーキもかなり激しいので、
体を打ち付けないように注意が必要
出口にあるリサとガスパールの展示
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