ザ・ダイブ(東京ドームシティ)

 日本にあるほとんどのシューティングライドは泉陽興業製だが、ザ・ダイブは、おそらく日本で唯一の豊永産業製のシューティングライドで、黄色い潜水艦型の3人乗りライドは、立ち乗りになっている。暴走する海底探査ロボットをマグネットキャプチャーと呼ばれるショットガン型の銃で撃って、動きを停止させ、海賊船に眠る財宝を見付け出すという設定で、外観や待ち列、本編もそれなりに雰囲気づくりがなされているが、特筆すべきものではない。ライドは各大部屋を進んで止まる、進んでは止まるを繰り返し、止まった時にグルっと一周その部屋を見渡すように回転する。その繰り返しであまりテンポは良くないし、全ての部屋が見渡せるような開けた感じになっていて、回転中に、次の部屋の様子や前の部屋の様子まで見えてしまっているので、なんだか雑然とした印象を受けてしまった。ライドの形状は新鮮で面白いし、ストーリーも良いところまで行っているのに、いまいち作り込みが(というか、魅了するセンスみたいなもの)が足りなくて、子供なら楽しめるだろうぐらいの、非常にもったいない感じになってしまっている。


B


待ち列には非常に良い看板がたくさんある
スポンサーのALSOKがゴリ押しされている
ライド本体にまで大きなロゴが入っているはどうかと思う
珍しい立ち乗りのシューティングライド
乗り場にもそれなりの造形が



絶叫番長

全国の遊園地やテーマパークを訪れ、ジェットコースターをはじめ、アトラクションのレビューをしています

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