東京ディズニーシー/マーメイドラグーン
東京ディズニーシーのマーメイドラグーンの屋外エリアにある子供向けコースターで、ガジェットのゴーコースターと同じような立ち位置だが、こちらの方がよりマイルドで、子供向けに感じる。コースターマニアな目線としては、FUJIYAMAやバンデッドなどを生み出したトーゴの最後のコースター、遺作として知られている。
レイアウトは大きな8の字を描くようなコースで、大きなドロップは全くなく、ゆらゆらと魚が泳ぐようなイメージで上下の動きを繰り返しながら、8の字を旋回していく。ファーストドロップらしいものもなく、コースの前半はかなりゆったり、後半になるに従ってスピードを増して行く、もはやコース全体がファーストドロップとも言えてしまうような珍しい構成だ。なので、浮きを感じるようなパートは皆無。旋回パートが全てなので、後方なら引きずられ感があって楽しい。景観を優先したのか、コースター全体が窪地のようなところに隠されるように設置されており、巻き上げの最高地点でも、周りの通路とあまり変わらない高さになってしまっているので、高度感や見晴らしの良さはな。く、キューラインの最初も階段を降りるようになっているのが珍しい。
全体的にトーゴらしさはない(僕が特にトーゴ好きでもないせいかもしれないが)ように感じるのだが、トーゴマニアの方が、最後のブレーキゾーンの前にちょっとした上昇、いわゆるホップがあるのが、らしさだと仰っていて、なるほどとビックリした。だが、実際に乗ってみると、ホップと言えるのか言えないのかぐらいの窪みでしかなく、乗車後特に記憶にないぐらいのレベルだったので、正直なところ、こじつけにしか思えなかった(笑)。
通常でも30分近い待ち時間になっていることが多いので、一度、朝一に乗りに行ったことがあるのだが、その時、キューラインに並んでいるのが、10代、20代の女性グループばかりで、本来の居場所であるはずなのに、コースターマニアの僕は、場違い感が半端なかった。しかも、僕が乗った車両も、僕以外全員がダッフィーのカチューシャを付けているタイプの女性だったのでさらに驚いてしまった。もしかしたら、世界初のインスタ映えコースターと名乗っても良いのかもしれない。
B
エントランスから撮ったコース全体
窪地に設置されており、周りを囲まれている
洞窟のようなキューライン
エリアの一番奥にある乗り場
ガジェットと同じく、ラップバーのみの車両
写真では見えないが、巻き上げはチェーン式
これはもはやファーストドロップなのだろうか
落下というより滑り出し、という感じ
最下部ではそれなりにスピード感があり、盛り上がる
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