東京ディズニーランド/トゥモローランド
東京ディズニーランドの中で最も思い出深いアトラクションの一つで、初めて乗ったのは、たしか幼稚園児の頃だったと思うが、並んでいる時に響き渡っている轟音に怯え、途中退出口を前にするたびに、「やめておこう」と親を説得したように思う。聞き分けの良い子供だったが、この時ばかりが本気で親に対抗していたように思う。実際に乗った時の恐ろしさは想像を超え、降りてきた時には、足が震え、大号泣してしまった記憶がある。ある種のトラウマになってもおかしくないのだが、その後も、宝塚ファミリーランドのスペースコースターやレオマワールドのスペースシップに乗って、やっぱり本家に比べるとショボいなと思っていた記憶もあるので、むしろ、ここがコースター好きになった全ての始まりなのかもしれない。その後も、数回乗っているはずだが、しっかりとした記憶として残っているのは、2007年の大規模なリニューアル以降、大人になってからの記憶で、それ以前のバージョンはとにかく暗くて怖かった、という程度のものでしかない。
リニューアル後のバージョンは以前のバージョンのような現実的なSF感ではなく、映画で見るような作られたSF感が強く、ワクワクさせられるので、個人的には大好きだ。乗り場の雰囲気もかなり良い。それでも、香港ディズニーランドのバージョン(音楽あり)に乗った後に再度乗って見ると、コースターが走る轟音だけが響き渡る中をひたすら走り続けるだけなので、ある意味で、お化け屋敷のようだな、と感じたし、幼少時の記憶が蘇るようだった。いまだに恐ろしいコースターであることに変わりはない。暗闇の中での急旋回がメインの展開だが、この暗闇の中にどれだけコースが織り込まれているのだと、乗るたびにその長さとコース展開の豊かさに驚いてしまうし、いまだに頭を打つんじゃないかと心配で、暗闇の中で、頭を避けようとしてしまうのが面白い。
まさに決して古くならないクラシックアトラクションだ。個人的には、東京は音楽なしの硬派なバージョンをこのまま貫き続けて欲しい。
A
動く歩道に初めて乗ったのもスペースマウンテンかもしれない
それぐらい鮮烈に記憶に残っている
動く歩道を上がった後の空間
コカコーラのゴリ押しが強く、少し雰囲気が削がれる
轟音が響き渡るキューライン
いまだに緊張してしまう
お馴染みの途中退出口
結局、今まで一度も行ったことがない
雰囲気抜群の乗り場
本当に宇宙に来たかのような空間
高速ディスパッチ。安全バーが下がっていないのに
動き出して焦ってしまうのは、もはやお約束
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