Mystic Manor/HongKong Disneyland
2013年の大規模拡張で、トイストーリーランド、グリズリーガルチに続いて登場した新エリア、ミスティック・ポイントのメインアトラクションで、香港版ホーンテッドマンションとも言われているここだけのオリジナルアトラクション。けれども、実際には、ホーンテッドマンションとはかなり違って(一部、オマージュ的なシーンはあるが)、ファンタジー要素が強く、怖い雰囲気は最初から最後までほとんどない。ホラー要素を期待していたせいで(お化け屋敷が大好きなので)、その点は少し残念だったが、かなり良くできたダークライドであることには変わりない。
世界中の骨董品を集めるヘンリー卿の邸宅を見学するのだが、猿のアルバートがイタズラで魔法のミュージックボックスを開けてしまい、それらの骨董品たちが動き出してしまう、という物語。ライドは東京のプーさんのハニーハントと同じトラックレスライド。もちろん、いくつかパターンがある。プーさんのハニーハントは、乗る人をその世界に入り込ませる為にトラックがないのだろうけど、逆にトラックがないせいで床ばかりが気になって、その世界に入り込めないという遊園地マニアがゆえの個人的な問題があるのだけれど、今回も同じで、システムの方にばかり気がいってしまって、アトラクションの世界に心酔することはできなかった。アニマトロニクスやプロジェクションマッピングといった技術面ではかなりレベルが高く、造形も凝ってはいるが、ここまでやる必要がないだろう、これは無駄の塊だ、と言いたくなるほどのものではなく、適度で無駄のないものなので(スペース的な狭さもあるが)、その点でも個人的には少し弱かった。
パークの一番奥地にあるし、上記の思い込みたちのせいで、乗った直後の感触はあまり良いものじゃなかったので、今回は都合1回しか乗らなかったのだが、後から考えてみれば、あと2回は乗っておくべきだったのだろう。このアトラクションは、乗れば乗るほど味が出るタイプなのだという予感が今になってたっぷりあるので、またリベンジしたい。こういうパターンだと、いきなり評価が爆上げなんてこともありがちなので。
B+
思わずじっと見てしまうような外観
キューラインにも骨董品が並べられている
ヘンリー卿と猿のアルバート
ライドの乗り場。4台同時に進んで行く
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