サイクルコースター“モッズ”(関西サイクルスポーツセンター)

関西サイクルスポーツセンター

 上の写真では、英才教育された小学生たちが手を挙げているが、落差は5mぐらいしかないので、浮くような場所はなく、むしろマッドマウスのような挙動を楽しむコースターになっている。2014年に導入されたばかりの新車両がカッコ良い。2人×3両が2編成。これだけ空いている日でもフル回転しているのは素晴らしい。遠足の小学生たちは、いたく気に入ったらしく、へビーローテーションしていたので、このアトラクションだけ、待ち列が出きていたが、回転が早くすぐに順番が回ってきた。

 安全装置はシートベルトのみで、前にあるバーは下りてこない。レールの幅が広く(レッドファルコンみたい)、すぐ横の手が当たりそうなところにタイヤがむき出しになっている。これはカバーぐらいつけたほうが良いと思う。足元にはもちろんペダルが。最初の傾斜まではしばらく平坦なので(上の写真で車両がある位置)、ある程度、漕ぐ必要がある。その後の傾斜が最大の落差。とはいっても、坂を滑り降りる感覚。だが、車高が低いこともあってか、思いの外早く感じる。最初に駅舎に戻るような形で大きく右旋回するのだが、カント角がほとんどないので、意外と横に振られる。その後のストレートはレールの左右で高さが微妙に変わっており、左右が上下に波打つような挙動。小さな動きだが、良いアクセントになっている。何より、線形がいびつ過ぎて全く信用できないのが怖い。そして、駅舎の前で180度左に旋回、すぐに切り返して270度右に旋回して駅舎に戻ってくる。ここではスピードがさらに上がっているので、マッドマウスのように横に吹っ飛ばされそうなスリルがある。最後に巻き上げがあり終了。

 気になるサイクル要素の意味。2回目に乗った時に、最初に必死で漕いでみた。最初の傾斜の前にタイヤブレーキがあるので、ある程度抑えられてしまうが、それでもかなり速さが変わっているように感じたので、頑張って漕ぐことをオススメしたい。メーカーはRCDBによると、R &Rという会社で、トーゴと提携してたが、最終的に打ち切られた、とだけ記載されていて、詳細は不明。コースター自体のスペックもよくわからないし、コースは短く、落差もないが、その中でも上手くピリッとスパイスを効かせてある佳作だと思う。


B+


リニューアルに伴ってキレイになっている乗り場
キューライン
カッコいい車両
乗り込む間に、奥の巻き上げをもう1編成が上がってきている
旋回後のストレートが微妙に波打っている
カント角のないカーブ
最後の巻き上げ


絶叫番長

全国の遊園地やテーマパークを訪れ、ジェットコースターをはじめ、アトラクションのレビューをしています

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