スペースワールド/サノヤス・ライド
2000年にオープンした大観覧車だが、呉ポートピアランドからの移設のようだ。見た目はとても綺麗だが、実際に乗ってみると、やはり古さは感じる。ゴンドラは常に軋み、ガラスもかなり曇っていた。中央の太陽を思わせる複雑で美しい装飾も呉ポートピアランド時代からのようだが、あまりにもスペースワールドのイメージにマッチしていて、このために作られたもののようにさえ思えるほどだ。直径80メートル、高さ100メートルとかなり大きく(九州最大級とのこと)、園内どこにいてもその存在感は圧倒的で美しい。
いくら美しいと感じても、基本的に僕は観覧車が苦手だ。ジェットコースターや絶叫マシンは大好きなのに、観覧車や展望台、その手のものは単純に怖い。ましてや、観覧車なんて狭いところに15分近くも閉じ込められた挙句、たいして盛り上がりもなく、ただ高いところにいなければならない。スペース・アイもできれば乗りたくなかった。でも、それ以上にパークの雰囲気やコースターの全景、そういったものを高いところから撮りたかったのだ。最初の4分の1ぐらいは楽しかった。夢中でシャッターを切り続けた。しかし、しばらくして気付いてしまった。高い。そして、揺れる。そこからは手すりに捕まり、手を離さなかった。やはり苦手意識は抜けない。僕にとって観覧車は真の絶叫マシンかもしれない。
B
スペース・アイの看板
やたら広いキューラインが用意されている
中央の複雑な装飾
ガラスが曇っているので、反射が激しい
周囲は工業地帯だが、良い景色だと思う
なぜか観覧車に乗ると撮りたくなる構図
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