ジェットコースター(八木山ベニーランド)

八木山ベニーランド

スペック不明/黒木テック

 1968年の八木山ベニーランド開業当初からあるジェットコースターで東北では最古らしい。50年も稼働しているなんて凄い。ちなみに、車両は3代目だそう。4人乗りの4両編成と短く、先頭車両はSLを模しているため、2人乗りとなっている。詳細スペックがわからないのだが、高さは10mぐらいか、山の傾斜に沿って高い所に向かう形で設置されているため、落差で言えばそれより低いぐらい。さすがに巻き上げはかなり遅く、振動も凄い。落差は大きくないが、シートベルトのみなので、それなりの浮きがある。

 珍しいのが、ファーストドロップ以降、小さな上下運動はあるものの、乗っている感覚としてはほとんど汽車のようになる点だ。ドロップ後、コークスクリューの2回転目の間を通り、ブレーキゾーンの下を通って、左に旋回。270度回って、右に曲がり乗り場に並行するように進んだ後は、また少し膨らんで、大きく左に旋回する、ここに至ってはほぼ地面と同じ高さだ。全体で見ると、ひょうたん型のようになる。この間、キャメルバックや大きな落下はない。もはや、最初だけジェットコースターのように重力エネルギーを使って加速する高速の汽車と言っても過言ではない。まさに暴走機関車だ。50年戦士なのにある意味、一発屋だというのにビックリしたが、意外性があって良かった。

 場所がわかりにくいせいか、稼働率が非常に低く、というか皆無で、自分が乗った時以外、全く動いている様子がなかったので(それこそ運休なのかと思うぐらい)、走っている様子を見ることも、撮るともできなかった。


B


シンプルなSL型の車両
背景に見えてるコースだけで全体の半分
乗り場の隣
巻き上げ部分にはベニー城という何処かで見たようなお城がある
ベニー城の内部はただの通路で少しガッカリ
小ぶりなファーストドロップ

周囲が日本庭園のようになっているのが珍しい
コークスクリューのブレーキゾーンをくぐる
多少の上下はあるが、浮くほどではない
最終的には地面とほぼ同じ高さ



絶叫番長

全国の遊園地やテーマパークを訪れ、ジェットコースターをはじめ、アトラクションのレビューをしています

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