STAND BY ME ドラえもん 2 XRライド(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

2020/8/4〜2021/1/6

 長らく噂だけが流れ続けていたドラえもんのXRライドがついに登場。コロナ後のUSJで開催されている数少ない大きなイベントの1つとなっており、コラボグッズやコラボフードも販売されている。場所はお馴染みのスペース・ファンタジー・ザ・ライド。コロナ休園前は「進撃の巨人」のXRライドを実施していたので、実質2020年はオリジナルとしては1度も営業していないことになる。しかも、来年は会期の途中で終了してしまった「進撃の巨人」の再演が決まっている!スペース・ファンタジー・ザ・ライド好きとしては、寂しい日々が続く…という愚痴はさておき、ドラえもんの紹介をしたい。

 だが、これが正直あまりピンと来なかった。個人的にはファイナルファンタジーの時と同じぐらいか。まず最初に、タイトルからもわかるようにモチーフになっているのが「STAND BY ME ドラえもん」という3DCGの映画版であること。子供の頃から慣れ親しんだドラえもんの世界では決してないし、キャラクターのデザインもあまり好きになれない(しずかちゃんはかなり可愛くなっている)。エントランス前に飾られたタイムマシンに乗るドラえもんとのび太も造形としてのレベルは高いが、どこか違和感を感じてしまった。

 今後、公開になる予定の映画第2作と連動した内容のようだが(映画館で予告編を見て、内容が同じだったし、本来であれば、同時期に公開予定だったのかも)、タイムトラベルするのが、現在ののび太の世界と恐竜の世界だけで、ストーリー展開は少なく、意外性が全くない。子供たちが乗ることも考慮してなのか、全体的には大人しい仕様になっている。一番気になったのは、途中、ドラえもんとのび太の会話シーンが長く、そこで何も音楽が流れていないので、コースターの走行音が大きく聞こえて没入感が削がれていたこと。今までのXRライドでもブレーキを通るときなどに大きな音がしていたが、ここまで走行音が聞こえていたことはないように思う。

 前回の「進撃の巨人」からVRゴーグルが変わり、眼鏡を外さずに装着できるようになった。個人的には、メガネを外して視度調整する方が違和感がなくて良かったが、確かに映像は明るく、画質もかなり上がっているように感じた。ただ、今のご時世、マスクは必ず付けないといけないので、時々、映像が曇ってしまってピントが合わなくなることがあった。

 マイナスなことばかり並べてしまったが、あくまでもエヴァXRなどのレベルを期待してしまうと、というだけであって、VRアトラクションとしてのレベルは安定して高い。単純に個人的なツボにはハマらなかったということで。そして、正直、XRライドに飽きてきた!(笑)


B


公式HPをはじめ、このエントランス以外どこにも表記がない
副題「NOBTA'S ESCAPE」


完成度は高いが、どこか違和感がある
不気味の谷ギリギリだと思う
コラボグッズやコラボフードも展開
コロナ後初の大型イベントとなった

絶叫番長

全国の遊園地やテーマパークを訪れ、ジェットコースターをはじめ、アトラクションのレビューをしています

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