蒸気機関車を模した列車で、赤色の「フラワープリンセス」号と黒色の「ウエスタンシルバー」号がある。僕が乗った時はとしまえん閉園前の大混雑日だったこともあって、2台運転していた。1台が帰ってきたら、1台出発するというスムーズな流れで、人気アトラクションの中では待ち列の進みが格段に良かった。客車はただベンチが置かれただけのような非常にシンプルなもので、横側に柵などもなく、シンプルな造りなのがまた良い。

　日本の遊園地には、ただ見える範囲を回るだけのお粗末な汽車が多い中で、としまえんの「模型列車」には、なかなかの走行距離があって、ちゃんと冒険をしている感じがして楽しい。軌道には動物を模したイルミネーションが多数、設置されており、夜に乗ると、雰囲気抜群だろうと思う。としまえんの裏山とも言えるようなアジサイの咲く森を抜け、フィールドアスレチックの「こどもの森」を折り返して戻ってくるコース。正直、東京ディズニーランドの「ウエスタンリバー鉄道」に次ぐ、日本では第2位の規模感の汽車アトラクションだと思う（レベルの低い話かもしれないが）。ただし、森の中を走るので、乗車中、ビックリするぐらい蚊に刺された。

B

駅らしい駅はなく、かなり簡素な乗り場

模型列車の運転席
運転するスタッフがアナウンスもする

シンプルな客車
横に柵がない

アジサイの森を抜ける
奥に見えるのは昆虫館

動物のイルミネーションが多数、置かれている

トンネルにいるカメレオン
列車に乗らないと見られないというレア感