としまえんと言えば、お化けが実際に出るお化け屋敷というイメージが関西人の僕でもある。ホンモノのお化けが出るとか、火の玉が出るという噂があったり、『映画 としまえん』では「お化け屋敷で返事をすると異世界に連れて行かれる」という都市伝説が登場する。そんなイメージが植え付けられていたので、園内の本当に隅っこ、追いやられたようにポツンとお化け屋敷があったことに驚いた。そして、実際には、かなりスタンダードな和風お化け屋敷で、特別よくできている訳でもない。かなり噂が先行している印象だ。
館内はかなり暗く、案内用の矢印が多く光っているのだけが頼りだ。僕が入った時は別日だが2回とも大雨が降り出して、屋根に当たる雨音が響いて良いBGMになっていた。ただ暗いだけで、何もない空間が多く、仕掛け自体もヌルッと動くもの、よく見えないものが多い。特にビックリしたりするような仕掛けはなかった。ある意味、雰囲気重視なので、怖がりな人が想像力を発揮しすぎて怖くなるタイプのお化け屋敷なのかもしれない。後半はろくろ首などの妖怪が登場する。最後のシーンは妖怪が勢揃いしていて、怖いというよりもちょっと楽しい印象さえあった。
B−
怪しげなお寺の右から入り左から出てくる
背景の絵が味わい深い
雰囲気はよくできているが、仕掛けは少なめ
ろくろ首やからかさ小僧などの妖怪が登場
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