としまえんが誇る珍アトラクション。2人乗りの自走式ライドに乗って館内を巡るお化け屋敷。名前が「ミステリーゾーン」だし、乗り場の雰囲気は洞窟のようで、恐竜の骨のようなものが横たわっている。としまえんには別で和風のお化け屋敷があるので、洋風のお化け屋敷なのだろうと期待してしまうが、実際にライドに乗り、中へ進むと、こちらも純粋な和風なのでズッコケてしまう。お化け屋敷と連続して乗ると、時空が歪んでしまったのかと思ってしまうほど、雰囲気が近い。
だが、実は大きな違いがある。こちらにはお化けが登場しないのだ。「ミステリーゾーン」に登場するのはお化けではなく、死体ばかりだ。世にも恐ろしい処刑や事件が再現されたシーンが続き、お化けよりも人間の方が恐ろしいとでも言わんばかりだ。深い(のか)。暗くてよく見えないシーン、壊れてしまっているのか動きがないシーンもあり、全体の完成度は低いが、シーン数は多く、体感時間も長かった。
ブーンという懐かしいライドの稼働音が響く中、古いソファのような触り心地のライドに乗って、暗闇の中を進んでいくのはレトロとしか言いようがなく、それだけでマニア心をくすぐられる。実際、ライドの内容よりも、ライド自体の方に価値を感じてしまう。
B
外観ではとても和風のお化け屋敷だとは思えない
2人乗りのレトロな雰囲気のライド
安全バーなどもなくコンパクト
乗り場に並ぶライド
中身が和風なのは意外すぎるし、
正直、ちょっとガッカリする
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