みさき公園のちょうど中央辺り、メリーゴーランド等がある遊園地らしいエリアにチャレンジハウスという謎の建物がある。3階建ての大きな建物の1階はゲームコーナーになっている。温泉旅館のような昔ながらのラインナップだが、割と普通だ。そこから昔のショッピングセンターのような階段を上がると、その2階にある超B級スポット、その名も「楽しいお化け屋敷」。名前だけで胡散臭さたっぷりだが、上の写真を見ても分かる通り、この見た目。どう考えてもヤバイ。ちなみに、3階もゲームコーナーになっているが、部屋の電気すらついておらず、動くか動かないのかわからないようなものばかりで大型ゲームのリサイクルショップみたいになっていて、そちらも異様だった。
お化け屋敷の入り口には誰もおらず、特に柵もないので、そのまま勝手に入って良いのか、誰か呼んだ方が良いのか、よくわからずに写真だけを撮っていたのだが、よく見ると、窓口のような所の前に呼び出しボタンが置いてある。それを押そうとした瞬間、階段を地元感しかないオバちゃんが上がってきて、「誰か上がったような気がしたから来たんやけど、入ります?」と。緩すぎるオペレーションにおもわず笑ってしまった。
「楽しいお化け屋敷」という名前に騙されそうになるが、実際に入ってみると、間違いなくこれは「怖いお化け屋敷」だ。とはいっても、クオリティはそこまで高くなく、ただの通路みたいなところも多いし、バレバレなセンサーで動く仕掛けばかりなのだが(あまりにもわかりやす過ぎて、何度か同じ仕掛けを動かしたりして遊んでしまった)、可愛いモンスターが出てくるような楽しい要素は一切なく、お化けも全て不気味な感じで、時にはグロテスクなものもある。どう考えても、子どもには怖すぎるし、騙し方が悪質すぎる(笑)。入口はSFチックなエイリアンだが、中は基本的に和風なのが、洋風なシーンもあったり、かなりチグハグな感じで、入り口の一部になぜか、ディズニーランドのお土産のお菓子缶が置かれてあったりもする。正直、お化け屋敷としてそこまで面白いわけではなかったが、キッチュな魅力に溢れているし、B級好きには堪らないと思う。
B+
1階のゲームコーナーはマトモ
昔のショッピングセンターみたいな建物
3階は電気もついておらず、寂れた雰囲気
一切登場しないお化けばかりが書かれた看板
新聞紙とかで手作りした感があるエイリアン
和風の部分はしっかりしているので、改装を重ねるうちに
ランダム感が増していったのかもしれない
なぜかハワイのレイをかけているお化け
ベロを出しているのが楽しい要素なのだろうか
急に洋風になって棺桶からドラキュラが登場
仕掛けはよくできている
無機質な通路にグロテスクな人形
こういうのが一番怖い
こちらも動かないが、かなり不気味
このお化け屋敷は動く仕掛けよりも
動かない人形の方がよっぽど怖いかもしれない
隠れミッキー!!
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