ユニバーサル・スタジオ・ジャパン/ハリウッド・エリア
ユニバーサル・クールジャパン2019にて開催(2019/1/18〜6/23)
毎シーズンおなじみ、というか、前年の「ファイナルファンタジーXRライド」後に、「エヴァンゲリオンXRライド」のリバイバルが挟まった為、実質的には元々のスペースファンタジー・ザ・ライドよりも、レギュラー化してしまったXRライドの第4弾。最初は新鮮だったVRコースターも、すでに食傷気味だし、やはり映像メインなので、毎度1回ずつ乗れれば十分という感じが強い。最初は世紀の大駄作扱いされていたスペーファンタジー・ザ・ライドですら皆、恋しくなるレベルになっている(僕は最初から好きだけど)。しかも、個人的には、ルパン三世に興味がなく、宮崎駿ということで「カリオストロの城」をかろうじてテレビ放送で見たことがある程度。正直、発表された時は「なんで今更」と呆れてしまったし、全く期待していなかった。だが、その期待値の低さが功を奏したのか、実際に乗るってみると、意外と面白かった。それどころか、完成度という点では今までで最高レベル。「エヴァ」は原作が大好きなので、贔屓目はあるにしても、XRライドとして、その次ぐらいに面白かった。
屋外の待ち列はそのままだが、プレショー以降の待ち列は随分と違う印象になるまでに改装されている。「NATIONAL MUSEUM of FORTUNIA」という博物館になっているのだ。最初の部屋のクリスタルは外され、美しい鍵が展示されている(もちろん、ルパンによって盗まれる)、待ち列にある覗き窓のような部分にもショーケースが設置され、博物館の全体模型が設置されている。銭形警部の指示により博物館からライドに乗って退出するのだが、その車には変装したルパンと次元が乗っており、そこから何でもありなカーチェイスが始まるという展開。
もはやコース展開すら覚えてしまっているので、とんでもない驚きはないのだが、ルパン三世を知らない人間でも、次から次へと工夫を凝らされた展開で、楽しかった。今までは、コースター自体のコースを前提とした映像作りが多いように感じたが、その制約から自由になっていて、動きの予想のつかなさと展開の多さは今までで一番だと思う。実際、かなりの人気を集めており、回転率は確かにかなり悪いのだが、それでも普通の土日で180分から240分待ちが当たり前になっているのは、驚くしかない。純粋なスペースファンタジー・ザ・ライドに乗れるのはいつになるのだろうか。
B+
博物館をイメージした造形になっている
待ち列内は撮影禁止なのが残念
スペファンの象徴的な噴水も埋められ
ルパンと次元が乗る車が設置されている
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