東山動植物園/明昌特殊産業
コースと車両のカラー変更を行い、2018年3月24日にリニューアルオープンした明昌製のキャメルバックコースター。リニューアルオープンしたてに訪問したこともあって、ジェットコースターは大人気。朝の段階で、待ちなしで一度乗れたので、またいつでも乗れるだろうと油断していたら、昼過ぎからは1時間待ちに。実際、かなりの人が並んでいたので、さすがに諦めた。
車両の見た目だけで判断すると、いかにも肩掛けのゴツいU字ハーネスが付いていそうだが、実際には細いラップバーのみで、シートベルトもなしと、かなりの軽装なのは嬉しい。コースが谷に埋め込まれるように設置されていて、全体像が把握しにくいので、一見、(遊園地のメインストリートに堂々たる巻き上げがあるのもあって)ダイナミックなように見えるが、本当のところは小規模で、緩やかなコースターだ。ドロップらしいドロップはなく、落ちるというよりは坂道を滑るという感じ。むしろ、下りよりも、その後の上りの方が傾斜がある設計になっている。その最上部でちゃんと浮いたのは意外だった。3ヶ所ほど軽いエアタイムがあった。ラップバーだけなので、跳ね上がるような浮きが楽しめる。そういう意味では後方よりも前方に乗るべきコースターだと言えるだろう。乗り比べはできていないのだが、間違い無いと思う。
最後の落下では谷の下、駅舎よりも低いところまで落ちている。ここは、日本製コースターではお馴染みの、最下部までバンク付きで突っ込んでいき、方向転換しながら上昇する謎の動き(レッドファルコンなどにもある)になっているので、多少、衝撃がある。おもわず笑ってしまうところ。この後は、最後の力を振り絞りなんとか駅舎に戻るという感じ。駅舎への入り口には回らないタイヤブレーキが設置されていて、キュッという音とゴムの焼ける匂いが断続的に園内に広がっていた。
B
明昌製らしい装飾のかけらもない駅舎
座席はゴツいが、安全装置は細いラップバーのみ
観覧車との組み合わせが絶妙な巻き上げ
かなり緩いファーストドロップ
ファースト後の上昇。ちゃんと浮く
最後のドロップだけが、かなりイビツ
コースター全体が谷に沿って作られている
0コメント