浜名湖パルパル エントランスゾーン
長さ420m/高さ13m/最高速度 46.8 km/h
三精輸送機
ミニコースターという名の割には、この手のコースターにしては大きさがあるコースター。同じ名前のアトラクションがある場合は記事のタイトルに括弧をつけて場所の名前を入れているので、ミニコースターなんてベタっぽい名前のコースターなら他もどこかにあるだろうと思って調べてみたんだけど、意外にも、他になくて驚いた。過去にはたしかにあったが、今はすべてクローズしているので、現存する中では国内オンリーワンの名前であろうと思う。
入口から入って左にすぐあるエントランスゾーンの一番奥に位置し、そのゾーンの他のアトラクションがすべて四次元の敷地内に収まっているのに対して、これだけ外にあるので、妙な疎外感がある。周囲が駐車場なので、後から拡張されたのだろうか。その割には古いコースターのように見えるので、どこかから移設されてきたのかもしれない。2人乗りのクラシックカーのような可愛い車両が3両走っているだけと、回転率が鬼のように悪い上、身長100cm以上、4歳以上という条件の低さから子ども達に人気があって(1人で乗る猛者も多かった)、終日、待ち列が伸びていた。安全装置はシートベルトのみ。
一番の特徴は巻き上げがすべてタイヤだということ。ここまで多くのタイヤが並んでいるのは珍しいと思う。おそらくブレーキ板を挟んでいるだけなので、スルスルと上昇していく。前半部分はかなりまったり、大きなドロップもなく、最上部をくねくね動く、かといって、マウス系のような振られ方をするわけでもない。しばらくして、ようやくドロップらしいものがあり、巻き上げ後の旋回部分の下の段へと入る。右に旋回し、次に右斜め下に地面の高さまでドロップ。すぐに右斜め上に上昇するような動き。ここがこのコースターで一番大きいドロップ、激しいパートで思わず声が出る。実はこの前に小さなブレーキポイントがあり、並んでいる時に見ていると、そこを通過するのを確認してから後続の車両を発車させていた。その後は、右旋回し、乗り場へ向かう直線に小さなアップダウンがあり、終了となる。一応、キャメルバックのようにはなっているが、さすがに小さすぎて、浮きはしない。小型と中型の中間ぐらい、適度なスリルで、絶叫入門機としてぴったり。小さな子どもにはたまらないコースターと思う。
B
ミニコースターだけ少し離れた場所にある
乗り場はかなり簡易なもの
クラシックカーのような車両が可愛い
タイヤが並ぶ巻き上げ
ここまで多いのは珍しい
一番激しいパートでもこれぐらい
乗り場とは反対側からの全景
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