ユニバーサル・スタジオ・ジャパン/ハリウッド・エリア
長さ585m/高さ19m/Mack Rides GmbH/Spinning Coaster
2017/6/30〜2018/1/8
USJとドリカムのコラボプロジェクトの一環として開催。ドリカムがハリウッド・ドリーム・ザ・ライドのオープン時に書き下ろした「大阪LOVER」は今や名曲として名高く、僕も大好きな曲だ。そのドリカムがスペース・ファンタジー・ザ・ライドのために書き下ろしたのが「あなたと同じ空の下」。最初にiTunesでダウンロードして聴いた時は純粋に良い曲だと思ったが、これがコースターで流された時にどういう感じになるのか全く想像できなかった。曲調がゆったりしすぎているような気がしたのだ。コースターとしては大きな変化はない。主な造形はそのままで、最初と最後の映像がコスミア姫ではなく、ドリカムの2人になっているぐらい。ただ、オリジナル曲ではなく、「あなたと同じ空の下」が全編で流される。これが驚くほどマッチしている。違和感がなさすぎて、これがオリジナルだと言われても疑わないほど。ライドの雰囲気にも合っているし、コースの起伏にもマッチしている。さすがドリカムといったところ。
大きく変更されているのはプレショー部分。コスミア姫やサンフェアリーは登場せず、2回あるプレショーでドリカムの2人がアニメーションで登場する(声はもちろん本人)。瀕死の太陽を救いに行くという大枠は変わらない(ただし、スイッチを押すくだりは割愛されている)。設定に細かな変化はあるが、元々ガバガバの設定なので、特に大きな意味は感じらない。その前に、プレショーの構成が下手すぎて、相変わらず誰も聞いていないのが問題だと思う。聞いてなくても、本編を楽しむ上であまり関係ないというのも問題だが。屋内のキューラインはドリカムのライブ会場という設定になっており、ノリノリな2人のアニメーションが流されていて、その感じがヒッピーにしか見えないので、かなりサイケな雰囲気で笑ってしまった。
個人的には、アトラクションとしてべらぼうに良くなっているわけでも悪くなっているわけでもないが、スペファンの良さを残しつつ、変化をつけた良アレンジだったと思う。高品質のダークライドではなく、音楽がガンガンに流れるだけの屋内ジェットコースターという範疇は超えてこないので、スペファン否定派を納得させるほどの説得力はない。ただ、このコースターは若い子たちにとってUSJのアイコンの1つになりつつあるのも事実だ。その上でのリピーター確保、新鮮味の打ち出し方としては面白いし、成功を収めていると言える。
B+
アニメーション化されたドリカムが目を引くエントランス
最初は気持ち悪いと思ったが、見慣れてきた
こちら側は文字だけ
屋内は撮影禁止なので、写真はこれだけ
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