ツインマーキュリー アドベンチャークルーズ

 スペースワールド

 1999年にオープンした大型の急流すべりツインマーキュリーのスリリングなコース。もう一つは子供向けのファンファンクルーズ。元々はトレジャースターという名前で、総工費50億円かけられている。ライドの外見は水陸両用車をイメージしており、キャタピラのような模様がついているが、実際にはいたって普通な丸太型の急流すべりで、5人乗り。台数が少なくて回転率がかなり悪いので、数人しか並んでいないのに、かなり待たされた。そこに一人で乗ってしまう背徳感。ただでさえ、この手の急流すべりは、座席をまたぎ、股を開いた状態で乗るという情けなさに加え、落ちるところの異常な注目度もあって、1人で乗るのは辛いのに。 

 乗り込む時から尋常じゃないぐらい濡れていた。落下ポイントは3回ある。1回目は山の中でアップダウンからのスプラッシュ。TDLのスプラッシュマウンテンの蜂の巣のシーンのような動きといえば、分かってもらいやすいかもしれない。2回目はこちらも山の中でスパイラル状の落下。これはかなり珍しい。おそらく日本ではこれだけじゃないか。山の中で、竜巻状に2回転するのは意外で面白かった。この2回はあまり濡れない。3回目が上の写真、UFOがある山からのメインの落下。 高さ16mとなかなかの高さで、角度も結構ある。落下中に演出として、左右の噴水が吹き上がるのだが、ご丁寧に、落ちている途中でその水が降りかかってくる。着水後も、水しぶきこそ派手ではないものの、ライドが水に覆われるような形になるので、確実にビショビショになる。 こんなこと普段は思わないが、1人で乗っていて、頭から足の先までずぶ濡れになったのは、虚しいの一言だった(笑)。

 急流すべりとしては日本最大規模で、充実の長さではあるが、山の中は、エイリアンなどがいるわけでもなく、ただ暗いだけの所が続くのが残念。外観の良さから、いったい何が待っているのだと期待しすぎたせいもあるかもしれないが、だからこそ、もうひと押しあれば最高だったのにと思ってしまった。

B+


ツインマーキュリーの入り口
乗り場とライドの様子
これだけしか並んでいないのに、15分ぐらい待たされた
2回目のドロップの着水ポイント
コースがスパイラル状になっている
3回目のスプラッシュ
ずぶ濡れになるのは避けられない


美しくライトアップされた夜のアドベンチャークルーズ


絶叫番長

全国の遊園地やテーマパークを訪れ、ジェットコースターをはじめ、アトラクションのレビューをしています

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