スペースワールド

スペック不明／泉陽興業

　開園当初から走り続けるコースター。比較的スムーズな乗り心地をキープしている「クリッパー」に対して、さすが泉陽製というべきか、こちらはかなり振動が激しいので、それなりの覚悟が必要。それに関して言えば、老朽化というよりも設計段階の問題かもしれないけど。ただ、乗り場やレールのサビつき方は心配になるほど。乗り場にあるロッカーもボロボロだった。

　このコースターは6人乗りの大きめの車両が5両編成。前3両が前向き、後ろ2両が後ろ向きとなっている。まずは前向きから乗り、そのあとに後ろ向きに乗るつもりだったが、最初に前向きに乗り、その激しさに怖気付いてしまった。特にトンネルの中でのファーストドロップは、最下点の一番速度が速くなる地点で捻りがあり、首がもげるかと思うような衝撃があった。後ろ向きは本当に大丈夫なのだろうか。非常にシンプルな8の字コース（不自然な線形もほとんどない）から生み出されたとは思えないボリューム感にたった1回の乗車でお腹いっぱいになってしまった。

　出口は昭和なゲームセンターになっており、昭和な香りとしか言いようがないような、例えではなく、本当に嗅覚的な意味で、懐かしい匂いが立ち込めていたのが印象的だった。

B-

右が前向き、左が後ろ向き
USJの某コースターとは逆で赤色が前向き

コースは短いながら、存在感のある車両

ファーストドロップは幕で覆われトンネル状になっている

周囲を囲まれているので全体像を撮れる場所が観覧車ぐらいしかない